平成20年 管理業務主任者 試験問題 及び 解説
ページ2(問26より問50まで)
ご質問は、 「マンション管理士 香川事務所」へ。
*注: マンション標準管理規約(単棟型、団地型、複合用途型)は、平成28年3月に改正があり、当解説においては、未対応ですから、注意してください。
また、マンションの管理の適正化に関する指針も、平成28年3月に改正があり、当解説においては、未対応ですから、注意してください。
※ 出題当時以後の法令等の改正には、一部は対応していません。
※ マンション標準管理規約は、平成16年に改正があった。また、平成23年7月にも小幅な改正があった。
マンション標準管理委託契約書は、平成15年に改正があった。また、平成22年5月にも改正があった。
【問 26】 共同住宅の外壁の劣化の種類と現象に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 X 不適切である。 ここらあたりは、よく出る。 平成19年 マンション管理士 試験 「問37」 、 平成16年 マンション管理士 試験 「問37」 、平成14年 管理業務主任者 試験 「問27」 など。平成22年 マンション管理士 「問38」 も。 2 エフロレッセンスとは、下地の可溶成分が表面に析出し、空気中の二酸化炭素ガス等との反応によって難溶性の白色物質が表面に沈着した状態をいう。 ○ 適切である。 過去問題をやっている人には恒例の問題。平成18年 管理業務主任者 試験 「問27」など。 3 チョーキングとは、塗膜表面の劣化により、充てん材が離脱しやすくなり、表面が粉末状になった状態をいう。 ○ 適切である。 チョーキング(Chalking)とは、白亜化(はくあか)とも言い、主に塗装表面が暴露状態の際に紫外線・熱・水分・風等により塗装面の表層樹脂が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)のような粉状になって表面にあらわれる現象や状態をいう。これは、選択肢2のエフロレッセンスと似ているので注意のこと。(参考:マンション管理の知識 平成20年版 ページ775) 4 はく落とは、浮いていたコンクリートが躯体からはがれ落ちた状態をいう。 ○ 適切である。 読んだだけでもわかる。正式には、剥落(はくらく)とは、仕上げ材が剥がれおちたり、浮いていたコンクリートが躯体から剥がれおちた状態。(参考:マンション管理の知識 平成20年版 ページ770) 答え:1 (過去問をやっていれば、超易しい。) |
問27 |
【問 27】 外壁タイルの劣化調査に用いる用具で最も不適切なものは、次のうちどれか。 X 適切でない。 ここあたりも、出題は多い。 平成17年 管理業務主任者 試験 「問28」 、平成15年 マンション管理士 試験 「問39」 など。 2 テストハンマー ○ 適切である。 テストハンマーによる試験方法とは、コンクリート表面やタイルの表面をハンマーで打撃し、返ってきた衝撃の反射の強さ(反発度)からコンクリートの強度やタイルの状況を調査するものである。なお、打撃診断は判定者の熟練度により、判定に差がでるので、判定基準を統一しておくことが肝心である。(参考:マンション管理の知識 平成20年版 ページ771〜) ○ 適切である。 ここは、平成18年 マンション管理士 試験 「問37」。 4 建研式接着力試験器 ○ 適切である。 建研式接着力試験器は、旧建設省建築研究所で検討された「接着力試験器」で、モルタル塗り壁面のモルタルに接着剤でアタッチメントを接着させ、測定機器を取り付けて引き抜くことにより測定する方法で使用される。一般に引っ張り強度は7kg/cm2。 答え:1 (過去問題をやっていれば、ここもすぐ次の問題にいける。) |
問28 |
【問 28】 マンションの耐震診断及び耐震改修に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 ○ 適切である。 いきなり Is値とは知るわけない。これに近いのは、平成18年 マンション管理士 試験 「問40」 選択肢4 の記述。 2 建築物の耐震改修の促進に関する法律に基づく建築基準法の特例措置を受けるためには、耐震改修計画についての認定を受ける必要がある。 ○ 適切である。 建築物の耐震改修の促進に関する法律については、本年の 「問22」 でも出ている。また、平成22年 マンション管理士試験 「問42」、平成23年 管理業務主任者試験 「問21」 もある。 3 耐震改修工事を行う場合には、必ず建築確認申請をしなければならない。 X 適切でない。 建築物の耐震改修の促進に関する法律第8条8項 4 既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準では、診断内容の違いにより1次診断から3次診断までがある。 ○ 適切である。 建築物の耐震改修の促進に関する法律第4条1項に基づき、国土交通大臣が定めた「建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための基本的な方針」(平成18年国土交通省告示184号)によると、 答え:3 (ここは、問22」の追加問題)。 |
*注:標準管理規約は平成28年3月に改正があったので注意の事。 (注)マンション標準管理規約は、平成23年7月に役員資格や議決権など小幅な改正があったので、注意のこと。ここは、旧のまま。 ア 任期満了により退任する会計担当理事は、次の会計担当理事が就任するまでの間、引き続きその職務を行う。 ○ 適切である。 この辺りは、よく出る。平成19年 マンション管理士 試験 「問26」 など。 イ 任期途中でマンションを売却し、組合員でなくなった理事長はその地位を失うが、後任の理事長が就任するまでの間、引き続きその職務を行う。 X 適切でない。 任期途中でマンションを売却し、組合員でなくなった理事長は、選択肢1で引用した、標準管理規約36条4項 ウ 任期途中で辞任した監事は、次の監事が就任するまでの間、引き続きその職務を行う。 ○ 適切である。 監事も、選択肢1で引用した標準管理規35条1項5号により、管理組合の役員である。すると、標準管理規約36条3項 エ 任期途中で解任された副理事長はその地位を失うが、後任の副理事長が就任するまでの間、引き続きその職務を行う。 X 適切でない。 これは、平成15年 マンション管理士 試験 「問8」、 や 平成19年 マンション管理士 試験 「問26」 でもおなじみ。 1 一つ 答え:2 (適切なのは、アとウ) (易しい問題) |
問30 |
【問 30】 委任状又は議決権行使書の取扱いに関する次の記述のうち、適切なものはいくつあるか。 ○ 適切である。 イ 委任状の受任者の欄に「理事長」と記載した委任状を有効なものとして取り扱った。 ○ 適切である。 委任状の受任者欄に記載がない、いわゆる「白紙委任状」を、強引に理事長への有効な委任状として扱うことには疑問があるが、設問の場合「理事長」と記載がある以上、委任者の意思表示もあるため、有効である。 ウ 議決権行使書面に「賛成」の表示と部屋番号・氏名の記載はあるが、押印欄に押印がない書面を提出した組合員の議決権を賛成票として数えた。 ○ 適切である。 押印がないときの議決権行使書の有効性の問題である。 エ 議決権行使書面の部屋番号・氏名の記載はあるが、「賛成」、「反対」のいずれにも意見表示がない書面を提出した組合員の議決権を賛成票として数えなかった。 ○ 適切である。 ここは、平成19年 マンション管理士 試験 「問25」 選択肢1 も参考に。 1 一つ 答え:4 (ア、イ、ウ、エ 全部適切である。 設問としては曖昧であるが。特に選択肢3。) |
*注:標準管理規約は平成28年3月に改正があったので注意の事。 (注)マンション標準管理規約は、平成23年7月に役員資格や議決権など小幅な改正があったので、注意のこと。ここは、旧のまま。 ア 階段室部分を改造してエレベーターを新設する工事は、特別多数決議が必要である。 ○ 適切である。 上の「問31」で引用した、標準管理規約47条で規定している、普通決議(出席組合員の議決権の過半数でいいもの)と特別多数決議(組合員総数の4分の3以上及び議決権総数の4分の3以上が必要)なものの判断区別は、非常に面倒である。そのため、出題傾向が高い。平成20年 マンション管理士 試験 「問26」 、平成17年 マンション管理士 試験 「問30」 、平成17年 管理業務主任者 試験 「問33」 など。また、平成22年 管理業務主任者試験 「問32」。 イ 給水管更新工事やエレベーター更新工事は、普通決議で行うことができる。 ○ 適切である。 選択肢1で引用した、オ)計画修繕工事に関し、鉄部塗装工事、外壁補修工事、屋上等防水工事、給水管更生・更新工事、照明設備、共聴設備、消防用設備、エレベーター設備の更新工事は普通決議で実施可能と考えられる。 ウ 玄関扉の一斉交換工事や不要になった高置水槽の撤去工事は、特別多数決議が必要である。 X 適切でない。 選択肢1で引用した、 カ)その他、集会室、駐車場、駐輪場の増改築工事などで、大規模なものや著しい加工を伴うものは特別多数決議により、窓枠、窓ガラス、玄関扉等の一斉交換工事、既に不要となったダストボックスや高置水槽等の撤去工事は普通決議により、実施可能と考えられる。」により、玄関扉の一斉交換工事や不要になった高置水槽の撤去工事は、普通決議でいい。 エ 集会室や駐車場の大規模な増改築工事は、特別多数決議が必要である。 ○ 適切である。 選択肢1で引用した、 カ)その他、集会室、駐車場、駐輪場の増改築工事などで、大規模なものや著しい加工を伴うものは特別多数決議により、窓枠、窓ガラス、玄関扉等の一斉交換工事、既に不要となったダストボックスや高置水槽等の撤去工事は普通決議により、実施可能と考えられる。」により、集会室や駐車場の大規模な増改築工事は、特別多数決議が必要である。 1 一つ 答え:3 三つ (適切なのは、ア、イ、エ) |
【問 33】 あるマンションの議決権行使者に関する次の記述のうち、民法及び区分所有法の規定によれば、誤っているものはどれか。 ○ 正しい。 似たような設問は、平成16年 マンション管理士 試験 「問9」 とか、平成20年 マンション管理士 試験 「問7」 など。 2 住戸が債権者により差し押さえられている場合には、差し押さえた債権者がその議決権行使者である。 X 誤っている。 選択肢1で述べたように、議決権行使者は区分所有者である。差し押さえた債権者はまだ区分所有者ではない。区分所有権がなければいけない。 3 住戸の区分所有者が行方不明の場合には、行方不明の区分所有者がその議決権行使者である。 ○ 正しい。 行方不明であっても区分所有者の地位を無くす規定はない。依然として行方不明の区分所有者がその議決権行使者である。現実には、失踪宣告があるまでは、財産管理人が区分所有者の代理人として、議決権を行使する。(参考:民法第25条以下) 4 住戸の区分所有者が破産手続開始の決定を受けた場合の議決権行使者は、破産管財人が選任されているときは、その破産管財人、破産手続が廃止されたときは、その破産した区分所有者である。 ○ 正しい。 破産の申請により、破産手続開始の決定がなされると、破産管財人が裁判所により選任される(破産法第31条参照)。すると、債務者の一切の財産は破産財団となり(破産法第34条参照)、その後の破産財団の管理・処分権は破産管財人が持つため(破産法第78条参照)破産者は議決権行使ができない。前半は正しい。 答え:2 (ここは、破産法を知らなくても、解答できるが、解説は、破産法まで勉強した。) |
*注:標準管理規約は平成28年3月に改正があったので注意の事。 (注)マンション標準管理規約は、平成23年7月に役員資格や議決権など小幅な改正があったので、注意のこと。ここは、旧のまま。 1 区分所有者が違反する行為をした場合には、管理組合の理事長は理事会の議決を経てその区分所有者に対し、その是正等のため必要な指示を行うことができる。 ○ 適切である。 この出題に近いのは、 平成21年マンション管理士試験 「問27」。 2 賃借人が違反する行為をした場合には、賃貸人である区分所有者はその賃借人に対し、その是正等のため必要な措置を講じなければならない。 ○ 適切である。 標準管理規約67条2項 3 区分所有者の同居の家族が違反する行為をした場合には、管理組合の理事長は直接その同居の家族に対し、その是正等のため必要な指示を行うことはできず区分所有者に行わなければならない。 X 適切でない。 同居の家族に対しては、選択肢1で引用した、標準管理規約67条1項にあるように、理事長は、直接彼らに対して是正等のため必要な指示を行うことができる。間に区分所有者が入るなんてまどろっこしいことはいらない。 4 雇い主である区分所有者から住戸を貸与された従業員が違反する行為をした場合には、管理組合の理事長は理事会の議決を経てその従業員に対し、その是正等のため必要な指示を行うことができる。 ○ 適切である。 貸与された従業員も、選択肢1で引用した標準管理規約67条1項に該当している。 答え:3 (易しすぎる。) |
【問 35】 電磁的記録、電磁的方法に関する次の記述のうち、区分所有法の規定によれば、誤っているものはどれか。 ○ 正しい。 電磁的記録、電磁的方法は、平成14年に改正があったため、翌年、平成15年 マンション管理士 試験 「問7」 、平成15年 管理業務主任者 試験 「問32」 、そして、平成16年 マンション管理士 試験 「問8」 、平成17年 マンション管理士 試験 「問9」 などででた。 2 管理規約は、規約にその旨の定めがなくても、電磁的記録により作成することができる。 ○ 正しい。 管理規約の作成は、区分所有法第30条5項 3 議決権行使は、規約にその旨の定め又は集会の決議がなければ、電磁的方法によりこれを行使することができない。 ○ 正しい。 議決権の行使は、区分所有法第39条2項及び3項 4 集会の決議については、規約にその旨の定めがなければ、電磁的方法による決議をすることができない。 X 誤りである。 集会の決議は、区分所有法第45条1項(書面又は電磁的方法による決議) 答え:4 (久しぶりに、電磁的方法からの出題。) |
【問 36】 管理組合の理事長又は管理組合法人の代表理事に関する次の管理規約の定めのうち、区分所有法の規定に違反するものはどれか。 (注:区分所有法での法人については、平成20年12月の「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」 の施行に伴い改正がありました。そこで、区分所有法第47条と第49条等は注意が必要です。法の改正があると、平成21年度には出題されやすいですよ。なお、ここ問36の出題は、改正に左右されません。) 1 管理組合の理事長は、管理組合と利益が相反する行為については、総会の承認を得た場合でなければ契約することができないものとする。 ○ 違反しない。 似たような出題は、平成18年 マンション管理士 試験 「問31」 選択肢4 。 2 管理組合法人の代表理事は、損害保険契約に基づく保険金額の請求及び受領について、区分所有者を代理するものとする。 X 違反する。 よく出る問題。平成18年 マンション管理士 試験 「問31」 選択肢2、 平成17年 マンション管理士 試験 「問10」 選択肢1 など。 3 管理組合の理事長は区分所有者から選任するものとし、これとは別に、管理者は区分所有者以外の第三者を選任するものとする。 ○ 違反しない? これもよく出る問題。 平成17年 管理業務主任者 試験 「問34」 選択肢2、 平成16年 マンション管理士 試験 「問5」 など。 4 管理組合法人の代表理事は、1名は区分所有者から、他の1名は区分所有者以外の第三者から選任するものとする。 ○ 違反しない。 標準管理規約は法人化された管理組合は前提としていないから、ここは単純に区分所有法での理事を考えればいい。 答え:2 (出題のレベルが低いため、答え難い。) |
*注:標準管理規約は平成28年3月に改正があったので注意の事。 (注)マンション標準管理規約は、平成23年7月に役員資格や議決権など小幅な改正があったので、注意のこと。ここは、旧のまま。 1 役員活動費の額及び支払方法を決定すること。 X 総会の決議が必要である。 組織として、理事会の決議でできることと総会の決議が必要なことは当然、出題傾向が高い。平成18年 管理業務主任者 試験 「問29」 平成21年管理業務主任者試験 「問37」 など。 2 修繕積立金に係る銀行預金をおろして「マンションすまい・る債」(住宅金融支援機構が発行する債券)を購入すること。 X 総会の決議が必要。 これは、選択肢1で引用した、標準管理規約37条8号 3 管理規約の改正を検討するための専門委員会を設置すること。 ○ 総会の決議は不要。 理事会の決議でできるのは、標準管理規約54条(議決事項) 4 長期修繕計画の作成又は変更を行うこと。 X 総会の決議が必要。 これは選択肢1で引用した、標準管理規約規約48条5号 答え: 3 (過去問題をやっていると易しい。) |
問38 |
【問 38】 次に掲げるもののうち、区分所有法第4条第2項の規定により、一般的に規約共用部分にすることができるものはどれか。 X 規約で共用部分にできない。 2 玄関ホール X 規約で共用部分にできない。 選択肢1で述べたように、マンションの「玄関ホール」は「一般的」にマンションの居住者でない人が見ても(曖昧ですが)、ここを特定の人だけが専有しているとは思えないでしょう。真面目に解説をすると、玄関ホールは「法定共用部分」であり、規約では共用部分にできない。 3 マンション内の集会室 ○ 規約で共用部分にできる。 選択肢1で述べたように、マンション内の集会室は「一般的」に、マンションの外部の人からは、専有部分(誰かの物)か、居住者が共同で使用するのか不明な建物の部分なので、規約で共用部分にすることが多い。(じゃ、見た目にもはっきりと集会室になっているのは、どうするのと突っ込みをいれないでください。)真面目に解説をすると、マンション内の集会室は、”一般的”に専有部分ともなりうるから、区分所有法第4条2項に該当して、規約で共用部分にすることができる。 4 中庭にあるトタン屋根と柱でできた自転車置場 X 規約で共用部分にできない。 「一般的」に、こんな自転車置き場は、誰か個人の物と思う人は少ないでしょう。でも、ある人は、こんなものでも規約で明確にすべきだと言うかも。この人に対する真面目な反論としては、構造上の独立性(壁など)がない、また附属の建物といえないので、規約では共用部分にできないということです。次の「問39」が参考になるでしょう。 答え:3? (解説のし甲斐がない出題だ。ここの正解は、「一般的」なため、受験生の多数が正解としたものになります。私としては、多くの受験生が 3 として欲しいところです。) |
【問 39】 次の文章は、マンションの管理人室をめぐる最高裁判所の判決に基づくものであるが、文中の( ア )から( エ )に入る用語の組合せとして、最も適切なものはどれか。なお、判決の原文に若干の修正をしている。
*前問とは違って、真面目に争いの多い管理事務室(管理人室)が「専有部分」か「共用部分」かについて、さらに管理事務室と一体となった台所が付き寝起きのできる和室のある管理人室を共用部分とした、最高裁判所の判断基準。(判例:平成5年2月12日) 答え:2 (参考:マンション管理の知識 平成20年版 ページ80。ここには図もあり状況がつかみやすい。) |
注:宅地建物取引業法第35条の重要事項説明について、これまでは相手方等が宅地建物取引業者であっても「宅地建物取引士による説明」が必要とされていましたが、平成29年4月1日施行の改正により、宅地建物取引業者が宅地又は建物の取得者又は借主となる場合における重要事項説明については、説明は不要で書面交付のみで足りるものとされました(第35条第6項・第7項の新設)。ここの設問は、改正前のままです。 【問 40】 宅地建物取引業者(宅地建物取引業法(昭和27年法律第176号)第2条第3号に規定する者をいう。)Aが中古マンションの売買の媒介をする場合に関する次の記述のうち、宅地建物取引業法によれば、誤っているものはどれか。 X 誤っている。 宅地建物取引業法からも毎年1問は出題があるので、勉強のこと。大体、重要事項説明が出題されているが、本:平成20年はすこし趣向を変えている。 2 Aが、宅地建物取引主任者をして宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明を行わせるに当たり、当該マンションについて、石綿の使用の有無の調査の結果が記録されているときは、その内容についても説明を行わせなければならない。 ○ 正しい。 宅地建物取引主任者が行う重要事項の説明項目として、宅地建物取引業法第35条があり、ここに土地・建物の権利関係や水道・ガスなどの整備状況の説明事項がある。石綿(アスベスト)の使用の有無については、ガンなどの健康障害が問題となり、 3 Aが当該マンションの広告をするときは、その代金の額又はその支払方法等について著しく事実に相違する表示をしてはならない。 ○ 正しい。 宅地建物取引業法第32条 (誇大広告等の禁止) 4 Aは、当該マンションの売買に関する広告をするときは、自己が契約の当事者となって当該売買を成立させるか、代理人として当該売買を成立させるか、又は媒介して当該売買を成立させるかの別を明示しなければならない。 ○ 正しい。 宅地建物取引業法第34条 (取引態様の明示) 答え:1 (あまりもにも易しくて、裏を考えるかも。) |
【問 41】 Aが、Bからあるマンションの301号室を買ったところ、その専有部分について瑕疵(以下本問において「本件瑕疵」という。)があった場合に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。 X 誤っている。 瑕疵担保責任は、民法、住宅の品質確保の促進等に関する法律、宅地建物取引業法、そして、下の「問42」のアフター・サービス規準において、いつも出題される。期間、対象を明確にしておくこと。平成18年 管理業務主任者 試験 「問41」 、平成17年 管理業務主任者 試験 「問41」 、平成14年 管理業務主任者 試験 「問44」 、平成13年 マンション管理士 試験 「問16」 など。平成21年管理業務主任者 試験 「問41」 以下も。平成23年 管理業務主任者試験 「問41」 も。 2 301号室の売買においてBがAに対して瑕疵担保責任を負わない旨の特約をした場合には、Bは、自ら知りながらAに告げなかった本件瑕疵についても担保責任を免れる。 X 誤っている。 売主が担保責任を負わない特約は、有効であるが、民法第572条 (担保責任を負わない旨の特約) 3 Aは、本件瑕疵のために契約締結をした目的を達することができないときでも、契約の解除をすることはできず、Bに対して損害賠償の請求のみをすることができる。 X 誤っている。 選択肢1で引用した民法第570条(準用第566条)の規定により、買主Aが目的を達することができなければ、契約は解除できる。 4 Bは、別段の特約がない限り、Aが本件瑕疵の事実を知った時から1年以内に請求をしない場合には、瑕疵担保責任を免れる。 ○ 正しい。 選択肢1で引用した民法第570条(準用第566条3項)により、別段の特約がなければ、買主Aが瑕疵の事実を知った時から1年以内に請求をしない場合には、売主Bは瑕疵担保責任を免れる。 答え: 4 (平成20年の瑕疵担保についての出題は易しい。) (参考:瑕疵担保責任のまとめ) |
【問 42】 新築分譲マンションのアフターサービスに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。 X 適切でない。 アフターサービスからの出題も多い。参照:平成19年 管理業務主任者 試験 「問41」。ここに詳細を載せたので参考にしてください。 平成15年 管理業務主任者 試験 「問42」 平成13年 管理業務主任者 試験 「問42」 など。平成22年 管理業務主任者試験 「問41」 平成23年 管理業務主任者試験 「問41」 以下も。 2 アフターサービスの対象部位は、内装や各種の設備に限られ、構造耐力上主要な部分及び雨水の浸入を防止する部分はその範囲から除外されることが多い。 X 適切でない。 構造耐力上主要な部分および雨水の浸入を防止する部分も対象としているのが殆どです。(雨が漏ってきたら大変です。) 3 アフターサービスを行う期間の起算日は、建物の部位や欠陥の種類に関わらず、買主に目的物を引き渡した日とすることが多い。 X 適切でない。 専有部分(室)内は多くの場合、買主に引き渡した日から起算するが、廊下・エレベーター等の共用部分や附属施設などは、最初の居住者が使用を開始した日を起算日とすることが多い。(全室が、販売と同時に売れない場合を考えれば、当然である。) 4 アフターサービスの内容は、瑕疵又は欠陥の補修であり、損害賠償の請求は定めないことが多い。 ○ 適切である。 補修をした上に、損害賠償まで認めたら、建設会社も分譲会社も負担が大きくて、アフターサービスをしなくなる。 答え:4 (易しい問題。) |
【問 43】 区分所有者Aが、自己所有のマンションの専有部分をBに賃貸した場合に関する次の記述のうち、借地借家法の規定によれば、誤っているものはどれか。なお、AB間の賃貸借契約は、定期建物賃貸借契約ではないものとする。 X 誤っている。 借地借家法からの出題は、時々ある。平成18年 管理業務主任者 試験 「問44」 、や 平成15年 管理業務主任者 試験 「問4」 など。また、平成21年管理業務主任者試験 「問45」 、平成23年 管理業務主任者試験 「問44」 。 2 AB間において、BがAの同意を得て付加した畳、建具その他の造作について、賃貸借が終了したときでも、BはAにその買取りを請求することができない旨の特約をしたときは、その特約は有効である。 ○ 正しい。 これは、建物の造作買取請求と呼ばれ、特約がある場合にその特約は有効かどうかで、宅地建物取引主任者試験では、お馴染みの出題。 3 Bが、その専有部分を居住の用ではなく、業務の用に供するために賃借した場合でも、借地借家法の規定が適用される。 ○ 正しい。 借地借家法には、第1条 (趣旨) 4 AB間の建物賃貸借契約の期間を2年間と定め、中途解約ができる旨の特約を定めなかった場合は、賃借人からも2年間は中途解約をすることができない。 ○ 正しい。 建物賃貸借契約の期間を2年間と定めると、借地借家法第26条1項(建物賃貸借契約の更新等) 答え:1 (ここも、解答1は、易しい。 事業用定期借地権の改正が平成20年1月にあったので、そこが出るかと思った人は多い。) |
【問 44】 個人情報の保護に関する法律(平成15年法律第57号)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 ○ 正しい。 個人情報の保護に関する法律からの出題は、平成17年 管理業務主任者 試験 「問45」 もある。 また、平成22年 管理業務主任者試験 「問45」 。 2 個人情報取扱事業者は、個人情報を取得した場合は、あらかじめその利用目的を公表している場合を除き、速やかにその利用目的を本人に通知し、又は公表しなければならない。 ○ 正しい。 個人情報の保護に関する法律第18条1項 (取得に際しての利用目的の通知等) 3 個人情報取扱事業者であるマンション管理業者が、管理を受託している管理組合の組合員のデータを第三者に提供する場合は、一定の場合を除き、あらかじめ本人の同意を得なければならない。 ○ 正しい。 個人情報取扱事業者が個人データを第三者に提供する場合には、個人情報の保護に関する法律第23条1項 (第三者提供の制限) 4 管理組合の組合員の氏名、電話番号が記載されている組合員名簿が、コンピュータを用いて検索できるように体系的に構成されていない場合には、その名簿は「個人情報データベース等」ではない。 X 誤っている。 個人情報データベース等とは、個人情報の保護に関する法律第2条2項 答え:4 (ここも、過去問題をやっていれば、易しい。) |
【問 45】 各種の法令に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 ○ 正しい。 各種の法令からまとめて1問をつくるとは、もう出題者も細かな出題ネタが無くなったってことかな。 2 警備業法(昭和47年法律第17号)によれば、警備業者は、20歳未満の者を警備業務に従事させてはならない。 X 誤っている。 ここは、引っかけである。警備業法からの出題は、平成19年 マンション管理士 試験 「問23」 、 や 平成14年 マンション管理士 試験 「問25」 がある。 3 自動車の保管場所の確保等に関する法律(昭和37年法律第145号)によれば、何人も自動車が夜間(日没時から日出時までの時間をいう。)に道路上の同一の場所に引き続き8時間以上駐車することとなる行為をしてはならない。 ○ 正しい。 自動車の保管場所の確保等に関する法律からの出題は久し振り。前の出題は、平成13年 マンション管理士 試験 「問23」 である。また、平成21年管理業務主任者試験 「問44」 選択肢3 でも出ている。 4 動物の愛護及び管理に関する法律(昭和48年法律第105号)によれば、動物の所有者は、その所有する動物が自己の所有に係るものであることを明らかにするための措置として環境大臣が定めるものを講ずるように努めなければならない。 ○ 正しい。 動物の愛護及び管理に関する法律からの出題は初めて。こんな法律からの出題は、マンションの管理の適正化の推進に関する法律第57条に規定する出題範囲を拡大解釈しても逸脱している。この出題は、適切でない。でも、私の主張に反論するかのように、また 平成21年管理業務主任者試験 「問44」 選択肢2 でも出ている。 答え:2 (出題が今までのぬるさ感から、急に、些細な、そして、管理業務に含まれていない警備業の、しかも知っていても意味のない18歳とかになっている。管理業務主任者が警備員に年齢を確認するのか。また、どんな法律でも、マンションの管理に関するものだというなら、試験の範囲を定める意味がない。) |
【問 46】 マンションの管理の適正化に関する指針(平成13年国土交通省告示第1228号)の「長期修繕計画の策定及び見直し等」に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 ◎毎年、「問46」から「問50」は、マンション管理士試験か管理業務主任者試験に合格した場合には免除される「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」及び本問の「マンションの管理の適正化に関する指針」から出題される。ここは、ほとんど過去にも、同じ問題がでているので、過去の年の「問46」から「問50」はやっておくと楽。 1 建築後相当の年数を経たマンションにおいては、長期修繕計画の検討を行う際には、必要に応じ、建替えについても視野に入れて検討することが望ましい。 ○ 適切である。 2 管理組合は、維持修繕を円滑かつ適切に実施するため、設計に関する図書等を保管することが重要であり、また、この図書等について、マンションの区分所有者等の求めに応じ、適時閲覧できるように配慮することが望ましい。 ○ 適切である。 選択肢1で引用した、Aに該当する。 3 長期修繕計画の策定及び見直しにあたっては、その実効性を確保するため、マンションの区分所有者等から毎月徴収する修繕積立金額を基に、その範囲内で実施できる修繕内容を定めることが重要である。 X 適切でない。 これに近いのは、選択肢1で引用した、「B長期修繕計画の実効性を確保するためには、修繕内容、資金計画を適正かつ明確に定め、それらをマンションの区分所有者等に十分周知させることが必要である。」である。マンションの管理の適正化に関する指針では,、設問のような記述はない。また、「修繕積立金額を基に、その範囲内で実施できる修繕内容を定めることが重要である」も適切でない。修繕積立金の範囲内では全部の修繕ができないこともあり、その場合には、借金をすることもある。 4 建替えの検討にあたっては、その過程をマンションの区分所有者等に周知させるなど透明性に配慮しつつ、各区分所有者等の意向を十分把握し、合意形成を図りながら進めることが必要である。 ○ 適切である。 選択肢1で引用した、Cに該当する。 答え:3 |
【問 47】 マンションの定義に関する次の記述のうち、マンション管理適正化法の規定によれば、誤っているものはどれか。 X 誤っている。 マンションの定義は、基本としてよく出る。 平成20年 マンション管理士 試験 「問47」、、平成16年 管理業務主任者 試験 「問46」 、 平成15年 マンション管理士 試験 「問47」 など。 2 二以上の区分所有者が存在し、複数のオフィスと一戸の住宅がある建物は、マンションに該当する。 ○ 正しい。 選択肢1で述べたように、@2人以上の区分所有者がいて、A1戸でも居住用の専有部分があれば、マンション管理適正化法で定める「マンション」に該当する。 3 一団地内において、二以上の区分所有者が存在し、人の居住の用に供する専有部分のある建物を含む数棟の建物の所有者の共有に属する土地は、マンションに該当する。 ○ 正しい。 選択肢1で引用した、マンション管理適正化法第2条1号ロ に該当し、団地関係でもマンション管理適正化法で定める「マンション」に該当する。 4 二以上の区分所有者が存在し、人の居住の用に供する専有部分があり、居住している者がすべて賃借人である建物は、マンションに該当する。 ○ 正しい。 選択肢1で述べたように、2人以上の区分所有者が存在し、人の居住の用に供する専有部分があれば、住んでいるのは全部賃貸人でもマンション管理適正化法で定める「マンション」に該当する。 答え:1 |
【問 48】 管理業務主任者(マンション管理適正化法第2条第9号に規定する者をいう。以下同じ。)に関する次の記述のうち、マンション管理適正化法によれば、誤っているものはどれか。 ○ 正しい。 マンション管理適正化法では、マンション管理士と管理業務主任者の資格は互いに関連があることを知っておくこと。 2 管理業務主任者は、他人に自己の名義の使用を許し、当該他人がその名義を使用して管理業務主任者である旨を表示したとして、国土交通大臣より事務の禁止処分を受けたときは、速やかに、管理業務主任者証を国土交通大臣に提出しなければならない。 ○ 正しい。 まず、前半の「管理業務主任者が、他人に自己の名義の使用を許し、当該他人がその名義を使用して管理業務主任者である旨を表示したとき」には、マンション管理適正化法第64条 (指示及び事務の禁止) 3 管理業務主任者は、登録を受けている事項のうち、転職によりその業務に従事していたマンション管理業者に変更があったときは、遅滞なく、その旨を国土交通大臣に届け出なければならないが、この場合において、管理業務主任者証を添えて提出し、その訂正を受ける必要はない。 ○ 正しい。 まず、管理業務主任者証の交付申請は、マンション管理適正化法第60条1項 (管理業務主任者証の交付等) 4 管理業務主任者は、5年ごとに、国土交通大臣の登録を受けた者が国土交通省令で定めるところにより行う講習を受けなければならず、これを受けなかったときは、国土交通大臣は、その管理業務主任者の登録を取り消すことができる。 X 誤っている。 まず、確認。管理業務主任者とは、管理業務主任者試験に合格して、登録を受け、さらに管理業務主任者証の交付を受けた者である。(マンション管理適正化法第2条9号参照)。この管理業務主任者証の有効期間は、マンション管理適正化法第60条3項 答え:4 |
【問 49】 マンション管理業者(マンション管理適正化法第2条第8号に規定する者をいう。以下同じ。)が行う重要事項の説明に関する次の記述のうち、マンション管理適正化法に違反するものはどれか。 ○ 違反しない。 重要事項の説明の出題は、平成19年 マンション管理士 試験 「問49」 、平成19年 管理業務主任者 試験 「問49」 など。 2 従前の管理受託契約と同一の条件で管理組合との管理受託契約を更新しようとする場合において、当該管理組合の管理者等に対し、管理業務主任者をして、重要事項を記載した書面を交付して説明したが、管理者等以外のマンションの区分所有者等に対しては、重要事項を記載した書面を交付しなかった。 X 違反する。 従前の管理受託契約と同一の条件で更新契約をする場合には、選択肢1で引用した、マンション管理適正化法第72条3項により、当該管理組合の管理者等に対し、管理業務主任者をして、重要事項を記載した書面を交付して説明が必要で、前半は正しい。 3 重要事項を記載した書面を作成するときに、その事務所ごとに置かれる専任の管理業務主任者でない管理業務主任者をして、当該書面に記名押印させた。 ○ 違反しない。 選択肢1で引用した、マンション管理適正化法第72条5項により、マンション管理業者は、重要事項を記載した書面を作成するときには、管理業務主任者の記名・押印が必要であるが、この管理業務主任者はその事務所に置かれる「専任」でなくてもいい。 4 説明会の開催日の10日前に、管理受託契約を締結しようとする管理組合を構成するマンションの区分所有者等及び当該管理組合の管理者等の全員に対し、重要事項並びに説明会の日時及び場所を記載した書面を交付した。 ○ 違反しない。 重要事項の説明会を開くには、選択肢1で引用した、マンション管理適正化法第72条1項後半により、説明会の日の1週間までに、、管理受託契約を締結しようとする管理組合を構成するマンションの区分所有者等及び当該管理組合の管理者等の全員に対し重要事項並びに説明会の日時及び場所を記載した書面を交付すればいい。10日前は、違反しない。 答え:2 (過去問題をやってきた人には易しい。初めての人には、選択肢1の例外は難しいか。) |
【問 50】 管理事務(マンション管理適正化法第2条第6号に規定するものをいう。以下本問において同じ。)の報告に関する次の記述のうち、マンション管理適正化法によれば、正しいものはどれか。 X 誤っている。 このあたりの出題は、平成23年 マンション管理士試験 「問50」 、平成23年 管理業務主任者試験 「問50」 もある。 2 マンション管理業者は、管理事務報告書を作成する場合は、管理受託契約の期間、管理組合の会計及び支出の状況のほか、管理受託契約の内容に関する事項を記載しなければならない。 X 誤っている。 設問がかなりひっかけであるので注意のこと。選択肢1で引用したマンションの管理の適正化の推進に関する法律施行規則88条には、1号で「報告の対象となる期間」とはあるが、設問の「管理受託契約の期間」ではない。サラット読むと、正しくなる。 3 マンション管理業者は、管理事務の委託を受けた管理組合に管理者等が置かれていないときは、定期に、説明会を開催し、マンションの区分所有者等に対し、管理業務主任者をして、管理事務に関する報告をしなければならないが、管理事務報告書を作成し、マンションの区分所有者等に閲覧させれば、この説明会の開催を省略することができる。 X 誤っている。 管理事務の委託を受けた管理組合に管理者等が置かれていないときは、選択肢1で引用したマンション管理適正化法第77条2項に該当し、これを受けたマンションの管理の適正化の推進に関する法律施行規則89条 4 マンション管理業者は、管理事務の委託を受けた管理組合に管理者等が置かれている場合に、管理事務に関する報告を行うときは、管理事務報告書を作成し、これを管理者等に交付しなければならない。 ○ 正しい。 選択肢1で引用したマンション管理適正化法第77条1項と同法施行規則88条に該当する。 答え:4 (各選択肢とも文章が入り組んでいるので、検討に時間がかかるが、選択肢4にたどりつくことはできたかも。) |
ここまで、問50 |
最終更新日:
2018年10月 5日:「問49」に追記。
2012年 5月11日:正解肢をピンク・太字に統一。
平成23年7月の標準管理規約の改正を「問29」、「問31」、「問32」、「問34」、「問36」選択肢3、「問37」に入。
2011年 6月 5日:「問38」に”真面目”に追記
2011年 1月10日:再確認
2010年11月2日:問30の委任状で検討会を追記
2009年3月3日
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