平成26年 マンション管理士 試験問題 及び 解説
ページ2(問26より問50まで)
*注: マンション標準管理規約(単棟型、団地型、複合用途型)は、平成28年3月に改正があり、当解説においては、未対応ですから、注意してください。 → 2017年 4月 9日:平成28年3月改正の標準管理規約に対応した。
また、「マンションの管理の適正化に関する指針」も平成28年3月に改正がありましたので、注意してください。
※ マンション標準管理規約は、平成16年に改正があった。また、平成23年7月にも小幅な改正があった。
マンション標準管理委託契約書は、平成15年に改正があった。また、平成22年5月にも改正があった。
*注:標準管理規約は平成28年3月に改正があったので注意の事 |
問27 |
*注:標準管理規約は平成28年3月に改正があったので注意の事 |
問28 |
*注:標準管理規約は平成28年3月に改正があったので注意の事 |
*注:標準管理規約は平成28年3月に改正があったので注意の事 |
問30 |
*注:標準管理規約は平成28年3月に改正があったので注意の事 |
問31 |
*注:標準管理規約は平成28年3月に改正があったので注意の事 |
*注:標準管理規約は平成28年3月に改正があったので注意の事 |
*注:標準管理規約は平成28年3月に改正があったので注意の事 |
〔問 34〕 下表は甲マンション管理組合の平成25年度(平成25年4月1日〜平成26年3月31日)決算の管理費会計の比較貸借対照表である。同決算における収支報告書(管理費会計)に計上されている当期収支差額が210千円であった場合に、空白となっているA〜Cについて、適切な組合せは次のうちどれか。ただし、会計処理は発生主義の原則によるものとし、資金の範囲は、現金預金、未収金、前払金、未払金及び前受金とする。 |
〔問 35〕 甲マンション管理組合は、平成26年4月1日にA保険会社との間で下記の条件による保険契約を締結し、同日に5年分の保険料1、200、000円を一括して普通預金から支払った。平成26年4月に甲が行う仕訳として適切なものは次のうちどれか。ただし、会計処理は発生主義の原則によるものとし、会計年度は平成26年4月1日から平成27年3月31日までとする。 |
〔問 36〕 マンションの建物の外壁の調査・診断に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。 |
〔問 37〕 マンションの建物の外壁や防水層の劣化に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。 |
〔問 38〕 「長期修繕計画作成ガイドライン及び同コメント」(平成20年6月 国土交通省公表)に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。 |
〔問 39〕 「マンションの修繕積立金ガイドライン」(平成23年4月 国土交通省公表。以下「ガイドライン」という。)に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。 |
〔問 40〕 鉄筋コンクリート造マンションの構造に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。 |
〔問 41〕 マンションの外壁の断熱性能等に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。 |
〔問 42〕 「建築物の耐震改修の促進に関する法律」に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 |
〔問 43〕 マンションの給水設備に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。 |
〔問 44〕 マンションの排水設備に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。 |
〔問 45〕マンションの設備計画に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
2 前項の表に掲げる指定可燃物(可燃性液体類に係るものを除く。)を貯蔵し、又は取り扱う建築物その他の工作物にスプリンクラー設備を前条に定める技術上
の基準に従い、又は当該技術上の基準の例により設置したときは、同項の規定にかかわらず、当該設備の有効範囲内の部分について、それぞれ同表の下欄に掲げ
る消火設備を設置しないことができる。」 とあり、
引用されています、 別表第一は、 別表第一 (第一条の二―第三条、第三条の三、第四条、第四条の二の二―第四条の三、第六条、第九条―第十四条、第十九条、第二十一条―第二十九条の三、第三十一条、第三十四条、第三十四条の二、第三十四条の四―第三十六条関係)
備考 一 二以上の用途に供される防火対象物で第一条の二第二項後段の規定の適用により複合用途防火対象物以外の防火対象物となるものの主たる用途が(一)項から(十五)までの各項に掲げる防火対象物の用途であるときは、当該防火対象物は、当該各項に掲げる防火対象物とする。 二 (一)項から(十六)項までに掲げる用途に供される建築物が(十六の二)項に掲げる防火対象物内に存するときは、これらの建築物は、同項に掲げる防火対象物の部分とみなす。 三 (一)項から(十六)項までに掲げる用途に供される建築物又はその部分が(十六の三)項に掲げる防火対象物の部分に該当するものであるときは、これらの 建築物又はその部分は、同項に掲げる防火対象物の部分であるほか、(一)項から(十六)項に掲げる防火対象物又はその部分でもあるものとみなす。 四 (一)項から(十六)項までに掲げる用途に供される建築物その他の工作物又はその部分が(十七)項に掲げる防火対象物に該当するものであるときは、これ らの建築物その他の工作物又はその部分は、同項に掲げる防火対象物であるほか、(一)項から(十六)項までに掲げる防火対象物又はその部分でもあるものと みなす。 」 です。 そこで、設問の「延床面積が500u以上の屋内駐車場を建物の1階に設ける場合」は、別表第一の(十三)にあり、すると、 消防法施行令13条の「別表第一に掲げる防火対象物の駐車の用に供される部分で、次に掲げるもの 一 当該部分の存する階(屋上部分を含み、駐車するすべての車両が同時に 屋外に出ることができる構造の階を除く。)における当該部分の床面積が、地階又は二階以上の階にあつては二百平方メートル以上、一階にあつては五百平方 メートル以上、屋上部分にあつては三百平方メートル以上のもの 二 昇降機等の機械装置により車両を駐車させる構造のもので、車両の収容台数が十以上のもの」 となり、 「水噴霧消火設備、泡消火設備、不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備又は粉末消火設備」のいずれかを設置しなければなりませんから、適切です。 なお、機械式駐車場だと、車両の収容台数が10台以上となると、泡消火設備等の設置が必要となります。 3 高層マンションの排水方式として、排水時に上層階の排水管内に発生する正圧を緩和するために通気立て管方式を用いる。 X 適切でない。上層階でなく”下層階”で発生した正圧(プラス)を逃がす。 平成20年マンション管理士試験 「問44」。 ここも、問題文をよく読むこと。 マンションの排水管内では、上と下では気圧の差が生じて、排水が逆流したり、トラップの封水が破れたりします。 そこで、排水管内で変動する気圧を調整するために、通気方法が考えられました。 マンションの排水・通気方式には、@伸頂通気方式と、 A通気立て管方式があります。 @伸頂通気方式は、最上部の排水立て管をそのまま延長し、屋上や最上階の壁などで大気中に開放するものです。 A通気立て管方式は、最下層の排水立て管又は排水横主管より低い位置で接続して、一番上の伸頂通気管に接続またはそのまま大気中に開口するものです。 そこで、設問の「排水時に上層階の排水管内に発生する正圧を緩和するために通気立て管方式を用いる」ですが、排水管内で”正圧(プラスの気圧)”が発生するのは、下層階で、上層階の排水管内に発生する正圧の緩和は、適切ではありません。上層階の排水管内は負圧(マイナスの気圧)になります。 4 飲料用受水槽の内部の保守点検が容易に行えるように、点検用マンホールが取り付けられる受水槽の上面については60 cm以上の距離を点検スペースとして確保する。 X 適切でない。 点検用マンホールが取り付けられる受水槽の上面の点検スペースは、60cmではなく100cm。 平成18年マンション管理士試験 「問43」、 平成15年マンション管理士試験 「問45」。 。 飲料用受水槽の内部の保守点検が容易に行えるように、周囲4面と上下2面の計6面には、スペースが必要です。 そこで、建設省告示1924号により「水槽は天井、底または周壁の保守点検を容易かつ安全に行うことができるよう設置されなければならない」と規定されており、周囲4面と下面では、60cm以上、点検用マンホールが取り付けられる受水槽の上面については、”100cm以上”の距離を点検スペースとして確保する必要がありますから、60cm以上は、適切ではありません。 なお、この点検は、通常「六面点検」と呼ばれています。 答え:2。 過去問題をやっていれば、他の選択肢は、適切ではないと分かる? でも、ここも、選択肢3の正圧とか、選択肢4の60cmとか、出題方法としては、適切ではありません。 {ある受験者の感想…選択肢4がXということしか分からなかった。3を選んでしまった。} 《タグ》一括高圧電力、消防・泡消火設備、排水管の気圧、飲料用受水槽、6面点検。 電気法 + 消防法 設備 |
*注:問46から問50までは、マンション管理士試験か管理業務主任者試験の合格者には免除される部分です。また、この問46から問50は、「マンション管理適正化法」と同指針からの出題と決まっていますので、出題は似たような内容となります。過去問題はやっておくと楽です。 【問 46】 マンションの管理の適正化に関する指針(平成13年国土交通省公示第1288号)において定められている「二 マンションの管理の適正化の推進のために管理組合が留意すべき基本的事項 5 長期修繕計画の策定及び見直し等」に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。 |
【問47】 マンションに関する次の記述のうち、マンション管理適正化法の規定によれば、誤っているものはどれか。 |
【問48】 マンション管理士の登録に関する次の記述のうち、マンション管理適正化法の規定によれば、誤っているものはどれか。ただし、マンション管理士の登録に必要な他の要件は満たしているものとする。 |
【問49】 マンション管理業に関する次の記述のうち、マンション管理適正化法の規定によれば、誤っているものはどれか。 |
【問50】 マンション管理適正化法第103条第1項に規定する宅地建物取引業者が交付しなければならないマンションの設計に関する図書(以下「設計図書」という。)に関する次の記述のうち、同法の規定によれば、正しいものはどれか。 |
ここまで、問50 |
最終更新日:
2017年 4月 9日:平成28年3月改正の標準管理規約に対応した。
2015年 2月23日:再考した。
2015年 2月 9日:リンクを付けた。
2015年 1月13日:第1稿 Up
解説開始:2014年12月15日
問題文Up:2014年12月 4日
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